紹介されていた学生は安い家賃で部屋を借りる代わりに週に一度、家主のおばあさんの買い物につきあう約束になっていて、お互いに共同生活を楽しんでいた。
この取り組みについてメモ代わりにまとめてみた。
メリット
この取り組みにはざっと考えただけでもたくさんのメリットがある。高齢者は、生活にハリが出る。孤独死の心配を軽減できる。新しい知識や手続きなどについての情報を得られる。
学生は、家賃の負担を軽減できる。高齢者の知恵と経験、また近所づきあいを継承することができる。
行政は、高齢者の見守りにかかる費用を軽減でき、介護予防の効果を見込むことができる。
デメリット
デメリットというか、注意する点はマッチングの問題だ。
これは若者同士の同居にも言えることだが、他人同士が同居することでどうしてもトラブルは発生する。
しかし、間に紹介する機関が入ることで、事前に希望のすり合わせや、ルールの決め方のアドバイスなどができる。
また、例えば月に一度のヒアリングなどアフターフォローをすることでトラブルの種を小さいうちに摘み取ることも可能だとおもう。
共同生活が変えるもの
例えば留学生を家族で受け入れるホームステイもこの取り組みの延長線上にあるとおもう。
そう考えると、独居高齢者と学生だけでなく、高齢夫婦、若者、ひきこもり、留学生、シングルマザーなど、シェアハウスでいろいろな問題が解決できるような気がしてきた。
問題の解決にとどまらず新しい何かが生まれるに違いないという希望さえ持てる。
もちろん一筋縄ではいかないのだろうがやってみる価値は大いにあるだろう。
参考
三菱総合研究所のレポートにも同じ取り組みが紹介されている
http://www.mri.co.jp/NEWS/localweb/project/2038715_2094.html
http://www.mri.co.jp/NEWS/localweb/project/2038715_2094.html
フランスのNPOのひとつ
http://www.ensemble2generations.fr/
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