2013/02/10

自転車の防犯登録と防犯登録シールのはがし方

自転車を買うと防犯登録を勧められます。
ほとんどの人が何も考えずに500円を払って登録してもらっているのではないでしょうか。

防犯登録は義務か

まず防犯登録は法律で義務付けられています。登録期間は7年間です。


自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律
 (自転車等の利用者の責務)
 3 自転車を利用する者は、その利用する自転車について、国家公安委員会規則で定めるところにより都道府県公安委員会が指定する者の行う防犯登録(以下「防犯登録」という。)を受けなければならない。


防犯登録のメリットは、自転車が盗難にあった場合見つかりやすくなるということです。
私も実際に何度か自転車が発見されて自宅に連絡がありました。
もちろん見つからないことの方が多いですが。

ただし、この法律には罰則規定がありません。
国会議員でさえ罰則がなければ法律を守らないので、一般人が防犯登録をしなくても何も問題はありません。
しかし、
  • フレームの美観が損なわれる。
  • 防犯対策をしっかりしているので盗られることはない。
  • 盗まれても構わない。
  • (将来的に)違法駐輪の摘発から逃れたい。
  • 警察の天下り団体にたとえ500円でも払いたくない。
のような主張がとくにない人は入っておいた方が無難です。

そして入ったらその場で、シールか控えをすぐに携帯カメラに収めておきましょう。
控えは必ず失くします。


購入した自転車店に控えがありますが、買った時期などをしっかり覚えていない人が多く、探すのに時間がかかるし非常にめんどくさいです。



自転車を譲り受けた場合

友人や知り合いからもらったり買ったりした場合などには前の持ち主の防犯登録シールが貼ってあることがあります。
その場合は新規登録し直しましょう。

自転車本体・身分証・譲渡証明書(適当な紙に、譲った日付と互いの名前と譲った事実や金額を書いてハンコを押したもの)・あれば防犯登録の控え・500円を持って近所の自転車屋に行けばできる、はずです。
というのも、うちの近所の自転車屋何軒かに聞いたところ「うちではできません」「やってません」と言われました。
老舗の自転車屋でも知らない、もしくはめんどくさいからしないことが多いのです。

この場合、各都道府県の防犯登録会に電話して自転車店に指導を入れてもらう、ことはふつうまずしないでしょう。

しかし、もし職質で自転車を確認されると説明するのがめんどくさいし、警官によっては犯罪者を扱うように接してきて気分が悪くなります。
また駅前に止めて撤去されたり、盗難にあって通報されると元の持ち主に連絡がいくことになり申し訳ないです。

このようなことを回避するために防犯登録のシールをはがしたいと考える人はいるとおもいます。
車台番号があるので根本的な解決にはなりませんが。



防犯登録シールのはがし方

上記の理由や、7年経ってもう盗られて返ってこなくてもいいやと思ったらシールをはがしてしまいましょう。
シールの類はたいてい温めればはがしやすくなりますが、防犯登録のシールは強力に張り付いています。

なので、とにかく温める!

結局これです。
ドライヤーなどで3分以上は温めてください。


自転車が淡い色の場合などは日焼けで防犯登録シールのところに跡が残ってしまうことがあります。






 






お勧めは、購入時に自転車店でシールを貼ってもらうときに、泥よけに貼ってもらうことです。
泥よけならばさほど気になりませんし、後々交換も可能です。

または「きれいに貼りたいので自分でやります」といってシールを持ち帰り、泥よけとフレームの間などの見えにくいところに縦に貼ることです。


自転車の盗難対策

いろいろあると思いますが、好きなシールを貼ることが効果的です。
昔は住所や名前を書いている人がいましたが、ああいう感じです。
盗る側が敬遠するのはもちろんなんですが、自分のものらしき自転車を発見したときに威力を発揮します。
たとえば近所で窃盗犯らしき人物が自分のものらしき自転車に乗っているのを見つけた時、すぐに自分の自転車だと確信を持てることが重要です。もしかして違うかもと必ず思います。
この遭遇確立はけっして低くありません。
また自転車置き場で発見した時も同じです。

自転車が珍しかったり、変わったパーツをつけていたとしても、100%の自分のものであるとの確信はなかなか持てないものです。
ですが、自分のお気に入りのシールが貼ってある自転車ならば一瞬で自分のものだとわかります。

シール一枚貼った瞬間、ホームセンターで買ってきた自転車が世界で一台のオリジナル自転車に変わります。

0 件のコメント:

コメントを投稿