2013/02/23

高齢者を狙うちょい悪電気店がある

郊外型大手家電量販店もほぼ出そろいインターネットでも家電を安く買えるようになった今でも、街の電気屋が意外と残っている。

車を持っていたりインターネット環境があっても、購入後のサービスを期待して近所の電気屋で買う高齢者が多いとちょっと前にテレビで見た。



近所のおばちゃんにお茶をよばれた時のこと、ここ1年でリモコンを2つも新調したという話を聞いた。

照明とテレビのリモコン。


まずテレビのリモコンが壊れたので近所の電気屋に頼んだところ6000円。

次に照明のリモコンが壊れたけど、テレビのリモコンが高かったので別の店で注文。
なんと左のリモコンが8000円!
 

いかにも悪徳商法の業者でなくてもしっかり年寄りからぼったくってるみたい。


これからは家電製品を買う前に一声かけるように言ったけど心配です。

2013/02/17

罪を繰り返す知的障害者を救うには

2012年7月、発達障害で30年間ひきこもり状態だった男性が姉を殺害した事件の裁判員裁判の判決が大阪地裁であった。
社会に受け皿がないので、許される限り長期間刑務所に収容することが社会秩序の維持にも資する、とかなんとかで、懲役16年の求刑に対して有期懲役刑の上限である懲役20年を言い渡した。

一方、「障害者審査委員会」という、福祉の立場から司法に意見を出す組織が2012年6月から始まっている長崎では同月、万引きで執行猶予中の50代男性が万引きで捕まった事件で、委員会の助言をもとに、長崎地検はこの男性を起訴猶予処分とした。通常なら実刑判決が下される事案である。
男性は生活訓練施設に通うことになった。


もちろん殺人と窃盗では罪の重さは全然違うが、根っこにあるものは同じように思う。


刑務所に収容された受刑者の1/4が知的障害を持っているという調査がある。
彼らはの再犯率は高く、ハートネットTVで取材されていた長崎県の施設に通う知的障害のある男性は前科十数犯、刑務所に20年以上入っていたというが、貼り絵が得意な上、人柄も裸の大将の山下清のようだった。


そもそも、懲役刑というのは、再び罪を重ねないように犯罪者を懲らしめることを目的としている。
懲りない人の再犯を防止するためには何が必要か考えなくてはならない。

なお、被害者感情については今回は考えない。

知的障害者専門の刑務所をつくる。

現状では通常の作業ができない受刑者は一つにまとめられ、作業所で行うような簡単な作業をしている。
その様子がテレビで紹介されていたが、刑務官は福祉の知識以前に福祉マインドもほとんどなさそうで、こんなところで何年作業をしたって更生するはずがないと感じた。

それ以前に、ほとんどの裁判官も福祉のことは知らないし、面倒くさいので、調書の内容を理解してなさそうな、明らかに知的障害がある被告の障害も見てみないふりをする。

まず、障害者福祉にしても生活保護にしても、必要な人すべてを対象にすれば支援が追いつかないが、せめて犯罪を犯したような、社会生活において他人に迷惑をかけてしまったような人に対しては、強制的に障害を認定して良いとおもう。
適切なサポートが受けられれば、犯罪も減り、障害への偏見や差別をなくしていくことにもつながるのではないか。

裁判を受ける時に軽微な犯罪を繰り返す被告には、知的障害がないか調査をし、障害があれば、専門の刑務所に収容する。

専門の刑務所には、福祉や心理の専門家を置き、再犯防止のために個々にあったブログラムをつくって支援していく。

もちろんこれは、今すぐにできそうなことを提案しているのであって、長崎の例のように、生まれ育った地域で支えていけるように施設や体制が整えていくことが必要だ。



この問題は同時に考えなければならないことが多すぎてまとまりのない文章になってしまったけれど、現在厚労省と法務省がタッグを組んで取り組んでいるようなので今後の展開に期待したい。

2013/02/13

世代間シェアハウス

以前ある番組で、フランスのNPO団体が独居高齢者と学生のマッチングを行って同居をサポートする取り組みを取材していた。

紹介されていた学生は安い家賃で部屋を借りる代わりに週に一度、家主のおばあさんの買い物につきあう約束になっていて、お互いに共同生活を楽しんでいた。


この取り組みについてメモ代わりにまとめてみた。

メリット

この取り組みにはざっと考えただけでもたくさんのメリットがある。

高齢者は、生活にハリが出る。孤独死の心配を軽減できる。新しい知識や手続きなどについての情報を得られる。

学生は、家賃の負担を軽減できる。高齢者の知恵と経験、また近所づきあいを継承することができる。

行政は、高齢者の見守りにかかる費用を軽減でき、介護予防の効果を見込むことができる。

デメリット

デメリットというか、注意する点はマッチングの問題だ。
これは若者同士の同居にも言えることだが、他人同士が同居することでどうしてもトラブルは発生する。
しかし、間に紹介する機関が入ることで、事前に希望のすり合わせや、ルールの決め方のアドバイスなどができる。
また、例えば月に一度のヒアリングなどアフターフォローをすることでトラブルの種を小さいうちに摘み取ることも可能だとおもう。


共同生活が変えるもの

例えば留学生を家族で受け入れるホームステイもこの取り組みの延長線上にあるとおもう。
そう考えると、独居高齢者と学生だけでなく、高齢夫婦、若者、ひきこもり、留学生、シングルマザーなど、シェアハウスでいろいろな問題が解決できるような気がしてきた。
問題の解決にとどまらず新しい何かが生まれるに違いないという希望さえ持てる。

もちろん一筋縄ではいかないのだろうがやってみる価値は大いにあるだろう。



参考

三菱総合研究所のレポートにも同じ取り組みが紹介されている
http://www.mri.co.jp/NEWS/localweb/project/2038715_2094.html


フランスのNPOのひとつ
http://www.ensemble2generations.fr/

2013/02/12

体罰問題について

クローズアップ現代で体罰問題を取り上げていた。

桜ノ宮高校のバスケットボール部主将が自殺に追い込まれてから、これまでいろいろなメディアで取り上げられてきた問題だが、体罰については、「指導に熱心で指導力と忍耐力がない教師が行うもの」という認識になってきているようだ。

責任の所在を明確にする。

番組によると、同高校のバレーボール部でも体罰が横行していて、バスケ部の問題の前に、バレー部員たちが後輩のことを考え、まずは校長に、次に教育委員会に告発していたらしい。
これは校長と教育委員会両方に握りつぶされている。

今の体制ではずさんな調査、いい加減な対応について、一体だれに責任があるのかわからないようになっている。
体罰を行うとたいへんなことになるということは、橋下市長の対応によって全国の教師が認識することになっただろうが、本来教育委員会がその役目をするはずで、まったく自浄作用が働いていないことが再確認された。

神戸市では昨年飛松中学校の野球部顧問がカッとなって生徒を腹を殴り肋骨を折るも減給3か月。
大阪以外の教育委員会はこんなもんだろう。

教育委員会制度をなんとかしろ、という意見は多い。
私も賛成だが、その前にしなければいけないことがある。
今回のような大きな問題が起きたときには委員全員がメディアに顔を出し、経緯を説明し質問に答えるという当たり前のことをしなければならない。
そうしないと、自分たちに責任があるということが本当にわかっていないのだから。

「体罰」ではなく「暴行」という言葉を使う

学校というところは社会に出るための準備をするところであって、一つの小さな社会である。
そこで起きた問題については、深刻なものでない限り、内部の大人たちや仲間たちとともに解決することで生徒は社会性を養っていく。

しかし、教師は違う。
部活指導中にカッとなって生徒を殴ってケガをさせれば立派な刑法犯だ。
被害届を出し告訴するべきだと思うが、進学や学校での人間関係のために泣き寝入りすることが多いだろう。

だが諦めることはない。障害の時効は10年(たしか)。
ケガをしたら写真を撮り、友人の証言をまとめ、病院の診断書をもらって卒業を待って告訴すれば少なくとも後輩は救われるし、多少気持も晴れるだろう。


この他にも窃盗を万引き、暴行をいじめなどというのも問題があると思う。



殴られて育った人の中には自分の青春を否定したくないので体罰を肯定する人がいる。
しかし、今の時代、生徒のやる気を高める指導、理由と効果を示して練習の質を上げる指導ができない教師は指導者の資格がないとおもう。



自ら命を絶ったバスケ部主将の魂が浮かばれるように根本からの解決を望みます。

2013/02/10

自転車の防犯登録と防犯登録シールのはがし方

自転車を買うと防犯登録を勧められます。
ほとんどの人が何も考えずに500円を払って登録してもらっているのではないでしょうか。

防犯登録は義務か

まず防犯登録は法律で義務付けられています。登録期間は7年間です。


自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律
 (自転車等の利用者の責務)
 3 自転車を利用する者は、その利用する自転車について、国家公安委員会規則で定めるところにより都道府県公安委員会が指定する者の行う防犯登録(以下「防犯登録」という。)を受けなければならない。


防犯登録のメリットは、自転車が盗難にあった場合見つかりやすくなるということです。
私も実際に何度か自転車が発見されて自宅に連絡がありました。
もちろん見つからないことの方が多いですが。

ただし、この法律には罰則規定がありません。
国会議員でさえ罰則がなければ法律を守らないので、一般人が防犯登録をしなくても何も問題はありません。
しかし、
  • フレームの美観が損なわれる。
  • 防犯対策をしっかりしているので盗られることはない。
  • 盗まれても構わない。
  • (将来的に)違法駐輪の摘発から逃れたい。
  • 警察の天下り団体にたとえ500円でも払いたくない。
のような主張がとくにない人は入っておいた方が無難です。

そして入ったらその場で、シールか控えをすぐに携帯カメラに収めておきましょう。
控えは必ず失くします。


購入した自転車店に控えがありますが、買った時期などをしっかり覚えていない人が多く、探すのに時間がかかるし非常にめんどくさいです。



自転車を譲り受けた場合

友人や知り合いからもらったり買ったりした場合などには前の持ち主の防犯登録シールが貼ってあることがあります。
その場合は新規登録し直しましょう。

自転車本体・身分証・譲渡証明書(適当な紙に、譲った日付と互いの名前と譲った事実や金額を書いてハンコを押したもの)・あれば防犯登録の控え・500円を持って近所の自転車屋に行けばできる、はずです。
というのも、うちの近所の自転車屋何軒かに聞いたところ「うちではできません」「やってません」と言われました。
老舗の自転車屋でも知らない、もしくはめんどくさいからしないことが多いのです。

この場合、各都道府県の防犯登録会に電話して自転車店に指導を入れてもらう、ことはふつうまずしないでしょう。

しかし、もし職質で自転車を確認されると説明するのがめんどくさいし、警官によっては犯罪者を扱うように接してきて気分が悪くなります。
また駅前に止めて撤去されたり、盗難にあって通報されると元の持ち主に連絡がいくことになり申し訳ないです。

このようなことを回避するために防犯登録のシールをはがしたいと考える人はいるとおもいます。
車台番号があるので根本的な解決にはなりませんが。



防犯登録シールのはがし方

上記の理由や、7年経ってもう盗られて返ってこなくてもいいやと思ったらシールをはがしてしまいましょう。
シールの類はたいてい温めればはがしやすくなりますが、防犯登録のシールは強力に張り付いています。

なので、とにかく温める!

結局これです。
ドライヤーなどで3分以上は温めてください。


自転車が淡い色の場合などは日焼けで防犯登録シールのところに跡が残ってしまうことがあります。






 






お勧めは、購入時に自転車店でシールを貼ってもらうときに、泥よけに貼ってもらうことです。
泥よけならばさほど気になりませんし、後々交換も可能です。

または「きれいに貼りたいので自分でやります」といってシールを持ち帰り、泥よけとフレームの間などの見えにくいところに縦に貼ることです。


自転車の盗難対策

いろいろあると思いますが、好きなシールを貼ることが効果的です。
昔は住所や名前を書いている人がいましたが、ああいう感じです。
盗る側が敬遠するのはもちろんなんですが、自分のものらしき自転車を発見したときに威力を発揮します。
たとえば近所で窃盗犯らしき人物が自分のものらしき自転車に乗っているのを見つけた時、すぐに自分の自転車だと確信を持てることが重要です。もしかして違うかもと必ず思います。
この遭遇確立はけっして低くありません。
また自転車置き場で発見した時も同じです。

自転車が珍しかったり、変わったパーツをつけていたとしても、100%の自分のものであるとの確信はなかなか持てないものです。
ですが、自分のお気に入りのシールが貼ってある自転車ならば一瞬で自分のものだとわかります。

シール一枚貼った瞬間、ホームセンターで買ってきた自転車が世界で一台のオリジナル自転車に変わります。

2013/02/09

多忙な児童相談所


かんさい熱視線っていう関西版クロ現みたいな番組で児童相談所を取り上げてた。

児童虐待相談件数はここ20年で60倍になっているが、児童福祉士の数は2倍にしかなっていない。
取材を受けていた奈良の児相では一人100件くらい抱えてるそう。

アメリカでは一人10人までと決められてて、
通報を受ける係、調査係、対応する係に分かれて解決していくシステムが整えられている。


コメンテーターのどっかの教授がもっと児童福祉士を増やさなければとか、
対応が間に合わないことで将来どんな影響があって、どのくらい損失があるのか研究しないとだめだと言ってた。
まあ、それはそうでしょう。
でも今から研究っていつ解決するつもり?

とりあえず、一時保護の決定とか行政にしかできないことは役人がやって、そのあとは民間を育てて託すのが早道やと思う。

チャイルド・プア


子どもの貧困、チャイルド・プアについて。

就労援助を受ける小・中学生は156万人。6人に1人。
平成7年に調査が始まってから2倍になっている。
先進20か国では、アメリカ、スペイン、イタリアに次ぐ割合だそう。


NHKの番組のアンケートには、遠足に行く金がない、給食が唯一の食事、病院に行けない、などの回答があった。

番組に出てきた中学2年生の男の子は、親の会社が倒産して一家で夜逃げ、小6~中1までは学校に通えていない。
生活保護を受けて中2から学校に通いだすも勉強についていけず不登校気味だという。


教育社会学の本田由紀さんが、
「お金のなさが普通の関係を維持する基準に満たさない」と言っていた。
今は、ゲームを買ったり、ファーストフードで食事をしたり、子ども同士で遊ぶのにも金がいる。

自分を責める子どもが多いことも問題にしていた。

男性不妊症


不妊については6組に1組の夫婦が悩んでいると言われ、WHOによるとその原因のおよそ半分が男性にあるとのこと。
しかし、不妊治療は産婦人科というイメージがあり、男性の不妊治療についてはあまり知られていないし、専門医も少ない。

そもそも大前提として、近代においては結婚という制度があり、精子間の競争が(ほとんど)ないために、生殖能力の低い男性でも子孫を残すことができる。
そのため人類の精子の質がかなりの勢いで落ちているらしい。



さて、ハートネットTVの「男性不妊症 患者たちはいま」では、男性不妊症治療のトップランナーとして山口大学の白石晃司医師の活動が紹介されていた。


まず、男性不妊の原因は以下の2つの要因によるところが大きい。

精子をつくる能力はあるが、通る管が詰まっている場合と、
そもそも精子をつくる機能に問題がある場合である。

細かいことは番組のHPを見てもらうとして、ここでは後者の場合について紹介する。

後者の場合でも、精巣中にわずかに精子が作られている可能性もあり、「micro-TESE」(マイクロテセ、顕微鏡下精巣内精子採取術)によって、直接精巣から精子を取り出すことができる場合がある。白石医師によると、精子を取り出せる確率は、およそ30~40パーセントほどだという。

つまり、キンタマを開き、直接精子を採取する方法だ。
余談だが、実際にこの手術を受けた知り合いがいて、術後3日目にしてようやく散歩をすることができるようになったらしい。


番組ではこの方法で精子を9個(たぶん)取り出せた夫婦が希望を取り戻した様子を紹介していた。

しかし、この方法でも精子が見つからなかったらどうするのか。


ネットで検索してみると、白石医師の論文を発見した。
http://humrep.oxfordjournals.org/content/27/2/331.full?sid=c063390f-8322-429b-90a5-b1c42bd22a1b

医学論文を読んだことがないし全体的にはさっぱりだが、一言で言うと、
4-5か月のホルモン刺激で光明が見えたというものだ。


とりあえず、すごいとおもったので取り急ぎ書いたが、不妊症や少子化の問題については引き続き勉強して随時まとめていきたい。


参考;http://www.nhk.or.jp/heart-net/tv/calendar/2012-10/24.html



2016/4 追加
精子が全然なくても精子の元になる細胞を使って妊娠できるようになったと半年くらい前にニュースでやっていた。

2013/02/08

時分時 いたやどばあちゃん

いたやどばあちゃんでやってる時分時ってイベントを見にいってきました。


コンセプトは、

cafe×komono
その物事にふさわしい時刻。めしどき。
それが時分時(ジブンドキ)。




出店してたはんこ屋さん。
友達の出産祝い用に名前入りのはんこをお願いしました。



いたやどばあちゃんというのは、板宿小学校の横にある貸しスペースです。


以前グーグル地図を見てたら、近所に「いたやどばあちゃん」てのがありました。

気になるので行ってみると、住宅ブロックのど真ん中に平屋の年季の入った建物がありました。

ちょっと勇気がいりましたが、絵画教室と看板が出てたのでピンポンを押してみます。こんにちは。


ピンポン壊れてる。

ガラガラと戸を開けてこんにちはーと言うと中からおばちゃんが出てきた。

ただ名前が気になってやってきたと話すと、中に入れてくれました。

天井低い。
分電盤小さい。
床板ぼこぼこ。
意外と広い。
テラスまである。
寒い。
渋い。
しっくい塗りかけ。

昭和な感じ。気に入った。


この建物はおばちゃんの友だちの実家で、曜日貸しで借りているらしい。
おばちゃんは兵庫県と神戸市から認定された画家である。
違う曜日は他の人が写真とドライフラワーの教室を開いている。
娘は元町でイタリアンレストランをやっている。
という情報を得て、「時分時」というイベントのことも聞きました。



イベントは小さい子どもとお母さんでにぎわっててたのしい感じでした。